空き家を売却しようか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
空き家の管理にはどのくらいの費用がかかっているかが分かると、売却を決断するきっかけになるかもしれません。
そこで今回は、管理費の一部である固定資産税について解説します。

□固定資産税とは

固定資産税とは、土地や家屋を所有している方に課せられる税金を意味します。
毎年1月1日の時点でそれらを所有している場合は、お住まいの市町村に地方税として納める必要があるでしょう。
「固定資産税課税標準額の1.4パーセント」と、金額についてはこのように定められています。
しかし、一定の条件を満たした新築住宅には軽減措置が取られる場合があるため、原則的なルールだと言えるでしょう。

納付方法としては、年度内に4回に分けて納付することが一般的です。
年度の初めに、それぞれの家の所有者に納税通知書が送られてくるため、それを参考に固定資産税を納付します。
1年分をまとめて支払う方法もあるため、確認してみると良いでしょう。

□固定資産税が通常の6倍になる空き家とは

所有している空き家が特定空き家に指定された場合は、固定資産税が6倍になります。
全ての空き家ではなく、特定空き家となった場合のみ6倍の金額になることは押さえておきましょう。
以下のような条件に当てはまる場合に、特定空き家として指定される可能性があります。

・建物の破損や看板などの倒壊の危険性がある場合
・異臭がしていたり、ゴミが放置されていたりして衛生上有害となる恐れがある場合
・落書きや立木の繁殖によって景観に関するルールに著しく適合しない場合
・不審者の侵入や落雪の危険性があり近隣住民の生活に悪影響を及ぼす場合

空き家を長い期間放置していると、意図していなくても上記の条件に当てはまる住宅になってしまう可能性もゼロではありません。
また、毎年固定資産税として管理に費用がかかるため、空き家は使わずただ所有しているだけの状態では、所有者の負担になってしまうでしょう。
これらのことを考慮に入れると、早めに売却することも良い選択肢だと言えるでしょう。

□まとめ

今回は、空き家を管理する時にかかる費用である固定資産税について解説しました。
あまりに空き家のメンテナンスを行っていると、更地の状態と比べて6倍の固定資産税を納める必要もあるでしょう。
管理にかかる費用も考慮に入れて、空き家を売却するか考えてみてください。
興味がある方は当社までお気軽にお問合せください。

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