土地売却を考えている方にとってネックなのが契約後のトラブルです。
もちろんスムーズに解決することもありますが、場合によっては高い違約金を支払わなければならない事態になってしまうかもしれません。
そこで今回は、売却後に起こるトラブルと、それを回避するために気を付けるべきことをご紹介していきます。

□土地を売却した後にどんなトラブルが起こる?

土地を売却した後によくあるトラブルの1つに、売買契約の解除に関するトラブルがあります。
契約解除は違法な手続きではないため、しっかりと手順を踏めばキャンセルできます。
そして、この契約解除に使われるのが、手付金というお金です。
みなさんも一度は、この手付金という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

これは、契約した際に買い手が売り手に支払う購入価格の一部(全体の約1割が相場)のお金です。
買い手の意思でキャンセルする場合は、手付金をそのまま売り手におさめます。
反対に、売り手の意思でキャンセルした場合は、手付金を2倍にして返還します。
このように、買い手と売り手、どちらの意思でキャンセルするかによって支払う額は変わるため注意しましょう。

このような自発的な契約解除とは違って、どちらかの嘘が発覚したといったような契約違反による解除があります。
この場合は手付金ではなく、違約金を支払うことで契約の解除が成立します。
この違約金は手付金の2倍、つまり売却価格の約2割に設定するのが一般的です。

□トラブルを回避するためには?

不動産売却でトラブルを回避するためにはどうしたらいいのでしょうか。
ここからは、気を付けるべきポイントを2つご紹介します。

1つ目は、売却契約書で契約解除について確認することです。
不動産売買で、契約後にトラブルが発展した場合は、基本的に売買契約書にそって解決していきます。
トラブルの多い「契約解除」に関する内容は、特に注意して確認しておきましょう。

2つ目は、知っていることをすべて不動産会社に伝えることです。
売買に不利になることを知っていながら黙っていた場合、それは後々大きなトラブルを引き起こしてしまうことがあるでしょう。
場合によっては損害賠償請求といった大変な事態に繋がってしまいます。

売り手は不動産会社に気になることをすべて伝えておき、不動産会社がその中から必要なことを買い手に伝えてくれます。
契約後のトラブルを回避するためにも、気になっている情報はすべて不動産会社に伝えておきましょう。

□まとめ

今回は、売却後に起こるトラブルとトラブルを回避するためのポイントをご紹介しました。
土地を売却する際は、ぜひ今回ご紹介したポイントを意識してみてください。
この記事が、土地売却のトラブルを回避するためのお役に立てれば幸いです。

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