マンションの売却を予定している方で、電気の解約時期を悩んでいる方はいませんか。
退去するタイミングなのか買主に物件を引き渡すタイミングなのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、マンションを売却する方に向けていつ電気を解約すべきかを解説します。
□既に退去していても解約は引き渡し日まで待つべき!
電気を停止する手続きは、買主に物件を引き渡す日に行うようにしましょう。
既に新居に移っている、売却する家が相続した実家であるなど、誰も住んでいない家を売る場合で早めに電気を解約してしまおうと考えている方もいるかもしれません。
しかし、このような場合でも電気の停止は引き渡し日に行うのが望ましいでしょう。
その主な理由を3つご紹介します。
1つ目は、内見時に部屋が暗いと印象が悪くなる可能性があるということです。
夕方以降の時間帯や天候によっては、部屋が普段よりも暗くなってしまいますよね。
見学者がどの時間帯に来ても物件の良さをアピールできるように照明を使えるようにしておきましょう。
2つ目は、空調を内見中に使えないということです。
内見の日が暑い夏や寒い冬の場合、エアコンが使えないと見学者に不便を感じさせてしまうかもしれません。
また、じっくりと時間をかけて見学してもらうことも難しくなるでしょう。
さらに、床暖房付きというメリットがある物件も見学者に実際に体感してもらえません。
3つ目は、換気不足で建物の劣化が懸念されるということです。
最近の住宅は気密性が高く空気が循環しにくいため、結露の発生や部屋に臭いがこもってしまいます。
内見時の印象を良くするためにも、電気を解約せず「24時間換気システム」などを利用しましょう。
□電気の解約の申し込みは解約の1週間前までに
電気を解約するための手続きは複雑ではありません。
大抵の場合、利用している電力会社のホームページや電話から申し込みを行うだけです。
電力会社の連絡先や窓口は、料金の請求書などから確認しておくと良いでしょう。
電力会社の立ち合いなしで解約するには、指定した解約日に家の外にある電気メーターのブレーカーを落とす方法があります。
ただし、オートロックのマンションなどで電力会社の人を出迎える必要があれば、立ち合いが必要になるでしょう。
目安として、解約する1週間前には電力会社に連絡しておくことをオススメします。
直前に申し込んでもすぐに解約の受付はしてもらえないことが多いため、注意しましょう。
□まとめ
マンションの売却を検討されている方に向けて電気を解約するタイミングを解説しました。
内見を見据えて引き渡し日まで電気の契約を維持しておくことで、売却活動を上手く進められるのではないでしょうか。
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