マンションの売却をお考えの方はいらっしゃいませんか。
できるだけ良い条件に売るために傷や汚れは修復しておくべきか悩んでいる方もいるかもしれません。
そこで今回は、フローリングにできてしまった傷はマンションを売却する前に修復しておくべきかどうかを解説します。

 

□フローリング修復は必要?

マンションを売却する際にフローリングの傷の修復は基本的に必要ありません。
なぜなら、中古マンションの購入を視野に入れている人は多少の傷や汚れは想定していることが多いからです。
もちろん、買主によっては修復を希望する場合もあるかもしれませんが、原則修復しなくても良い理由を2つご紹介するので、それぞれ見ていきましょう。
1つ目は、マンション購入後のリフォームを前提とする買主が増えているということです。
その要因として、リフォーム一体型住宅ローンによって住宅購入時のリフォームがしやすい環境になってきているからです。
このローンは住宅購入の資金とリフォーム費用を合わせたローンで、比較的低金利で利用できるようになっています。
そのため、住宅自体の購入費用を抑えて、リフォームで好みの家にすることを考えている人が増えていると言えるでしょう。
2つ目は、リフォームなしで価格交渉に対応するとお得になる可能性があるということです。
なぜなら、リフォームの有無に関係なく中古マンションの購入を希望する人からは値引きを要請されることが予想されるからです。
ただし、値引き額が大きくなりすぎないように、事前に一般的なリフォームの費用は確認しておきましょう。

 

□傷や汚れは隠さずに買主に伝えることが重要

マンション売却時はできるだけ良い条件で契約を成立させるために、傷や汚れの存在を隠したいと思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、長期的に見るとこれは得策ではありません。
買主には家の状態のありのままを伝えるという姿勢が必要です。
その最大の理由は、売買契約が成立した後にトラブルが発生する原因になりうるということです。
売主が居住している間に契約を進める場合、買主が空室になった物件を確認できるのは売買契約が成立した後になります。
契約時は、引き渡す際のマンションの状況を載せた「付帯設備表」を基に判断されることになるでしょう。
ただし、この表にはフローリングの傷や汚れの項目がないため、売主が積極的に伝えない限り買主はフローリングの状態を把握できません。
もし、買主が物件を購入後にフローリングの傷を見つけても、修理費用を住宅ローンに追加するのは難しく、自己資金で対処することになります。
そのため、契約成立後のトラブルを避けるためにも、売主は正直に家の状態を購入希望者に伝えましょう。

 

□まとめ

基本的にマンションを売却する前にはフローリングの修復はしなくても構いません。
ご紹介したように、中古物件の購入を検討されている方の中には様々な考え方があります。
ただし、フローリングの傷を正直に伝えることは忘れないようにしましょう。
何かお困りごとやご不明点がございましたらお気軽に当社までご相談ください。

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