古家付き土地の売却を検討している方はいませんか。
土地売却を初めて経験する場合、家を解体した方が良いか迷いますよね。
そこで今回は、古家付きでの土地の売却について紹介します。
□メリットについて
まずは、メリットを3つ紹介します。
*解体費用がかからない
古家を壊して更地で売却する場合、その解体費用がかかります。
その費用は、建物の大きさや構造によって異なりますが、一般的な木造建築で150万円から200万円程度かかると言われています。
その金額をキャッシュで用意する必要があり、早急な対応は難しいでしょう。
古家付きの場合は解体費用がかかることなく売却できます。
*固定資産税を節約できる
古家付きの土地の場合、更地と比べて固定資産税を節約できます。
なぜなら、土地の上に建物が建っていると、土地の固定資産税が3分の1程度安くなる特例があるからです。
固定資産税を抑えるために、長期間の売却活動を検討している方は特に古家付きで売却した方が良いでしょう。
*古家を買主が利用できる
最近では、DIYが人気もあり、リフォームが盛んになっています。
また、古き良き伝統的な日本の住居に、現代的なデザインや自分の個性を組み合わせる方が増えています。
そのため、売主にとってはただの廃屋に思えても、買主側からは貴重な家と思われる可能性があります。
買主が古家を利用する選択肢を残せるのはメリットの1つでしょう。
□デメリットについて
続いては、古家付きで土地を売却するデメリットを紹介します。
まずは、契約不適合責任に問われる可能性があることです。
契約不適合責任とは、売却後にシロアリや雨漏りなどの欠陥が発見された場合、その対応を売主が行う責任のことです。
場合によっては契約解除までされるため、売却後も一定期間は気にかける必要があり、身軽になれないことはデメリットでしょう。
ただし、一切の担保責任を負わないとする条文を契約に盛り込むことで責任から逃れられるため、この責任を負いたくない方は契約時に説明しましょう。
次は、買い手がつきにくいことです。
建物が建っている場合、土地の用途が限られてしまい、買い手がつきにくくなります。
それ以外にも、解体費用と時間が多く取られることや、解体費用を住宅ローンに含められないケースが多いことが原因として挙げられます。
予定より遅れても焦ることなく進めましょう。
□まとめ
今回は、古家付き土地の売却について紹介しました。
大きなメリットは解体費用がかからないことでしょう。
しかし、その分、買い手を見つけるのに時間がかかるため、活動期間を長めに設定しておくと良いでしょう。
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