中古物件は日本全国のさまざまな場所で売り出されています。
それらの売却理由も売主によって大きく異なります。
そのため、ポジティブな理由も存在しますが、中にはネガティブな理由で売られる方もいらっしゃいます。
今回は、このような家を売る理由を伝えるべきなのかについてご紹介します。

 

□家を売る主な理由

家を売る理由の中で、多いものは「より良い住まいに住み替えるため」だとされています。
こちらは物件に問題がないことが多く、ポジティブな売却理由と言えます。
このような理由で売る場合は、買い手に不利益をもたらすものではないため、相手方に伝えても印象が悪くなることはありません。

また「不動産を売却して資金を得るため」や「物件や土地の価格が上がっているから」といった経済的な理由が挙げられます。
その他の理由としては、転勤や離婚のように引っ越しが必要となったため家を売却する場合や、相続によって手に入った物件を売却するという場合もあります。
これらの理由も、物件そのものに問題が無ければ相手方に伝えても印象は悪くならないでしょう。

上記でご紹介したような理由は必ず買い手に伝えなければならないという規則は存在しません。
そのため、必要に応じて買い手に説明しましょう。

 

□必ず伝える必要がある売却理由

先ほどは必ずしも伝える必要のない売却理由についてご紹介しました。
ただ、必ず伝える必要がある理由が存在するため、ここではその理由についてご紹介します。

まず立地や環境が悪い場合が挙げられます。
この条件にあてはまる物件は多くありませんが、売却予定の家の付近に嫌悪施設がある場合や、騒音がひどい場合は正直に伝える必要があるでしょう。

次に物件内で事故が発生した場合が挙げられます。
物件内で死亡するような事故や事件が発生した場合は、買い手にその旨を告知する必要があります。
正直に伝えないまま売買契約を締結すると、後にその事実が発覚した際に契約を解除されるだけでなく、慰謝料を請求される恐れもあるため注意しましょう。

これらの理由をなぜ伝える必要があるのかと言うと、買い手が実際に住み始めてから精神的に悪影響を受ける可能性があるからです。
このような理由から事故物件に関しては法律で告知義務が定められているため、必ず伝えるようにしましょう。

 

□まとめ

今回は不動産売却をお考えの方に向けて、家を売る理由を伝えることの必要性について解説しました。
買主にとってマイナスになるような売却理由は、事前に伝えておく必要があります。
後のトラブルを回避するためにも、正直に不動産会社に伝えるようにしてくださいね。
本記事が不動産売却をお考えの方の参考になれば幸いです。

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