「所有している田んぼを売るにはどうすれば良いのだろう」
「売却時の価格決定のコツを知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
この記事では、売るのが難しい田んぼを売る際の価格決定のポイントをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□田んぼを売るのが難しい理由は?
田んぼや畑の売買も、基本的には普通の宅地の売買と同じです。
しかし、農地は法律で厳しい制限があり、農家や農業参入者以外は自由に売買ができません。
買い手の母数が少ない分、どうしても購入希望者を見つけるのに苦労します。
さらに、最近は農業を営む人口がどんどん減少しており、より一層気長に構えておく必要があります。
□田んぼを売る際の価格設定のポイントとは?
買い手を見つけた際にご自身の農地を購入してもらうためには、適切な価格設定が重要となります。
以下では、農地の売却価格を決めるポイントを6つ紹介します。
1つ目は自然環境についてです。
まずは、その土地がどのくらい農業に適しているのかという観点で判断します。
具体的には、日照度や降水量、土地の乾燥度などが挙げられます。
2つ目は土壌や土層についてです。
農地の土壌が汚染されている場合は、安全な農作物が作れないため、価値は大きく減少します。
土層の頑丈さや状態の良さによって、価格は判断されます。
3つ目は農道についてです。
農道とは、農業用に設けられた道路のことです。
農道の広さや舗装具合によって、使用できる農機具などが制限されるため、重要なポイントです。
4つ目は灌漑(かんがい)排水についてです。
灌漑とは、農地に外部から人工的に水を供給することです。
灌漑と排水はセットで評価され、この仕組みが整っているほど、農地としての価値は大きくなります。
もしご自身で改善できる場合は、手を加えておくことをおすすめします。
5つ目は農地の種類についてです。
多くの方が生活をしている場所から農地の距離がどのくらいかによって、農地の種類が分けられます。
区分された農地の種類によって転用に関して制限があるため、一つの評価項目となります。
6つ目は災害時のリスクです。
農家にとって、安定的に農作物が供給できるかどうかは重要なポイントです。
そのため、浸水や土砂崩れの起こりやすい農地は、どうしても評価が低くなりがちです。
□まとめ
今回は、田んぼの売却が難しい理由や農地の価格設定が行われるポイントについてご紹介しました。
ご自身の農地を客観的に評価することで、購入に結びつけられる可能性が高まります。
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