「実家を相続したが使い道に困っている」
福井・北陸周辺にお住まいの方でこのようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
今回は実家処分の方法について紹介します。
使い道にお困りの方はぜひ参考にしてください。

□不動産売却前の心構えについて紹介!

不動産売却は知識さえ持っていれば、必ず成功するとは限りません。
以下の不動産売却をする前に身の心構えを確認しましょう。

1つ目は、焦らず売却に向き合うことです。
不動産売却では時間的も精神的も、余裕を持つことがとても大切です。
実際に余裕を持った売却計画を立てなかったことで後悔している方がたくさんいらっしゃいます。

期限が設けられているにもかかわらず早めに取り掛かるなどゆっくり手続きを進めてしまったり、売却を焦って余裕のない生活を送ったりする方がいらっしゃいます。
たしかに不動産売却は難しそうな印象を抱きがちですが、一度取り掛かったら落ち着いた気持ちで取り掛かりましょう。

2つ目は、売りたい不動産には適切な自信を持つことです。
売りたい不動産を客観視し、良いところには自信を持つことも大切です。
実際に売り出し価格を低く設置してしまったり、買い手との価格交渉で譲りすぎてしまったりといった後悔が多いです。
売り手と買い手がそれぞれの希望価格に折り合いがついて初めて不動産売却は成立します。

過度な自信でずっと売れない状態になるのもNGですが、不動産に自信が持てず低すぎる価格で売ってしまうのもダメです。
客観的な視点を持ち、不動産を正しく評価できるようになりましょう。

3つ目は、不動産売却についての知識を積極的に蓄えることです。
売却活動にあたり、売り手自ら知識を備えていくという前向きな意識が大切です。
実際に念入りな情報収集を怠ってしまったとの後悔が多いです。
もちろんはじめのうちは不動産については何も分からなくて当たり前でしょう。

しかしだからといってプロの不動産会社に全て任せるのもいけません。
しっかり売却するためには、受け身ではなく自ら必要な知識は身に着けようという心持ちを大切にしましょう。

□使い道のない家を所有することのデメリットとは?

実家を相続し、使い道を考えているうちに時間が経っていたという方はいらっしゃいませんか。
実はこの間かなり損をしています。
以下では使い道のない家を持っていることのデメリットについて紹介します。

1つ目は、固定資産税がかかることです。
不動産は持っているだけでも固定資産税が発生します。
また、そのまま子供に相続すると、子供が家の使い道に困り、固定資産税を払うだけの「負動産」になってしまいます。

2つ目は、老朽化が深刻化することです。
人が住まない家は急速に老朽化が進みます。
また、家が倒壊してしまわないようにと管理費や手間がかかってしまいます。
加えてもし災害時などに家が倒壊して、近所の方に危害を与えてしまっては大変ですよね。

3つ目は、近所トラブルの原因になることです。
実家の管理を怠っていると、庭に草が生い茂り景観の悪化に繋がります。
近隣の方に迷惑がかかってしまうことがあり、トラブルの発端にもなり得ます。

4つ目は、解体すると固定資産税が上乗せになることです。
固定資産税は居住用の建物が建てられている状態では、最大で納税額が6分の1になります。
空き家は放置していると倒壊といった危険性があるため、安全上、更地にしておく方が良いのです。
しかし、そうすることで固定資産税が増えてしまいます。

□実家の処分方法や活用方法について

実家の処分や活用において成功する秘訣は、なるべく選べる選択肢を知っておくことでしょう。
たくさんの選択肢の中から自分に合った選択肢を選ぶことで、満足感に繋がります。
それでは、以下で実家の処分方法や活用方法について5つ紹介します。

1つ目は、別荘やセカンドハウスとして活用することです。
実家を残しておきたいという方の中には、このような形で実家を所有する方もいます。
しかしこの方法の場合、固定資産税や都市計画税といった税金に加え、修繕費やメンテナンス費用がかかる点は注意が必要です。
前もって年間の維持費を計算した上で決めることをオススメします。

2つ目は、第三者に貸し出すことです。
実家の所有権を受け継ぎ、第三者に貸し出すことで家賃収入を得ることが可能です。
実家が経って間もない場合はそのまま貸し出せますが、古い場合はリノベーションやリフォームの必要が発生します。
住宅がある場所によっては、入居者が見つからないケースもあるため、前もってその地域の賃貸需要を調べておきましょう。

3つ目は、不動産仲介や買取で売却することです。
実家を売る方法には、不動産会社へ仲介を依頼するやり方と直接不動産会社に買取をしてもらうやり方があります。

買取は大体1から2か月ほどで短期間での売却が期待できますが、仲介に比べると価格が2から3割ほど低くなる傾向にあります。
仲介はなるべく高く売りたい方にピッタリですが、売却までは3から6か月ほどの時間がかかります。

さらに仲介で買ってもらえなかった時に物件を買取して売却してくれる「買取保証」を設けているところもあります。
売りたい期間と価格どちらを優先したいかを決めましょう。

4つ目は、家を壊してから土地を売ることです。
これは実家がかなり古いケースで検討されることが多い手段になります。
しかし建物を解体すると住宅用地の特例という軽減制度から外され、固定資産税や都市計画税が上がる可能性があるため注意しましょう。

その他にも、解体費用がかかる、解体費用分を売却価格に上乗せすることが難しいなどデメリットがあります。
買い手側が建物を活用したいケースや再建築不可といった制限があって家を建てられないケースもあるため、不動産会社と相談のもと慎重な判断が必要です。

さらに固定資産税や都市計画税については毎年1月1日の時点での固定資産課税台帳により決められます。
そのため、11月か12月に取り壊す予定の場合は、解体日を1月2日以降に延長することで、税金の負担が抑えられます。

5つ目は、更地にした後に土地活用をすることです。
実家を更地にした後、土地を駐車場やコインランドリー、太陽光発電パネルを取り付けるなどして活用することが可能です。
解体費用と設置投資で費用がかかるものの、事業収入を得られる可能性もあります。

□売れない空き家の処分方法について

売れない空き家を持っていた場合はどのように処分したら良いのでしょうか。
以下で3つの方法を紹介します。

1つ目は、価格を2割以上下げることです。
空き家が売れない1番の理由は売り出し値が高いことにあります。
戸建ての場合は、統計上の数値からすると適正価格に比べ2割以上高いことがあります。
そのため、売れない空き家を売る際は、現在の価格よりも2割以上を引き下げることを目安にしてみてください。

2つ目は、取り壊して更地にすることです。
取り壊し費用は、木造建築の場合は、1坪につき4万円から5万円ほどかかります。
一般的には30坪ほどの建物が多いため、大体120万円から150万円を目安にすると良いでしょう。
更地にすれば注文住宅を建てたい場合や資金力が高い人がターゲットとなるため、売りやすくなります。

3つ目は、買取で売ることです。
買取とは転売を目的とした不動産会社への売却のことです。

古家付きの物件を買う不動産業者の大半は、買取後に取り壊して売ります。
そのため、取り壊しにかかる費用と不動産会社への転売益だけ価格が安くなるため注意しましょう。
古家付きの建物のだと買取による売却価格の相場は仲介による価格の50パーセントほどです。

□実家処分でよく後悔しないためのポイントとは?

実家売却で一定の準備をしないと後悔することになります。
そこで最後に後悔しないためにしておきたい準備を4つ紹介します。

1つ目は、現金分割や換価分割をとるなら、名義変更をすることです。
実家を処分する際は名義変更が必須です。
例えば父から土地を相続した場合は、名義を父から自分に変更しておきましょう。

2つ目は、遺品整理をしておくことです。
不動産売却では家に一切の荷物がない状態で売ることが一般的です。
ただし、実家にものが残っている場合は、勝手に処分するとトラブルに繋がりますので、必ず相談のもと進めましょう。

必要がない遺品については廃棄処分することになります。
ゴミの出し方は地域によって違いますので、自治体のルールを確認してゴミ出ししてください。
実家が遠くにある場合は、平日に仕事を休んで遺品整理をすることも考えられます。

遺品整理が難しい場合は、遺品整理を代行してくれる業者もあるため利用するのも1つの手です。
遺品整理サービスにかかる費用は処分する量よっても変わるものの、一軒につき15から50万ほどかかります。

遺品整理によって実家の売却が遅れて困るなら、思い切って専門会社へ頼んでしまうのもアリです。
実家までの交通費や処分するゴミの量、手間などを考慮して決めましょう。

3つ目は、仏壇の引っ越しをすることです。
仏壇は菩提寺に依頼して魂抜きや魂入れという法要を行えば自宅に持ってくることも可能です。
実家の仏壇が大きすぎて自宅に入り切らない場合は、小型の仏壇を買って魂入れをする方法もあります。
古い仏壇ならご供養やお焚き上げ処分によって廃棄することもできます。

4つ目は、土地の境界をチェックすることです。
戸建て住宅を売る際は売り手には土地の境目を明らかにする義務が発生します。
そのため、売る前に確定測量図があるか確認しましょう。
また、実家の土地で隣の家との境界が分からない場合は、売る前に測量をして境界を確認しましょう。

□まとめ

実家処分の方法について解説しました。
当社は不動産を売却した方を専門でサポートしています。
さらにお客様のご状況に合わせた売却方法を豊富な経験と知識でご提案いたします。
少しでも興味のある方はお気軽にご相談ください。

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