住宅ローンの返済が途中で難しくなってしまうことは、誰にでも起こりうることです。
そんな時、一つの選択肢として「任意売却」があります。
この記事では、住宅ローンの返済が困難な状況に直面した際に、どのように対処すべきかを考えてみましょう。
また、その中でも注目すべき「任意売却」について、詳しく解説していきます。
□「任意売却」とは?
住宅ローンの返済が難しくなった際、選択肢として検討されるのが「任意売却」です。
この方法は、金融機関からの許可を得られた場合に、所有者の希望に即した条件で、不動産を市場にて売却するものです。
通常、不動産を売却しても住宅ローンの残債が完済できない場合は、売却手続きは進められません。
不動産の売却には、金融機関による抵当権の解除が必要であり、これには住宅ローンの完済が求められます。
しかしながら、「任意売却」では住宅ローンの完済が難しい状況でも、金融機関の了承次第で、一定の条件下で抵当権の解除が可能です。
こうした了承を得るためには、以下の手順が必要です。
1.債権者である金融機関に任意売却の相談を行う。
2.不動産会社に所有不動産の査定を依頼する。
3.査定額と共に任意売却の希望を金融機関に伝え了承を得る。
これらのステップが整ってはじめて、任意売却のプロセスを進めていけます。
この手法は、所有者の状況に合わせた柔軟な解決策を提供するものであり、住宅ローンの返済難に直面した際の一つの選択肢といえるでしょう。
□住宅ローンの返済が難しくなったら任意売却を検討しよう!
住宅ローンの返済が苦しいなら、まずは任意売却を検討しましょう。
任意売却を行うことで、住宅ローンの残債を大幅に減らせたり、月々の返済額や利息を調整できたりする可能性があります。
*任意売却の長所
1.通常の不動産相場の8〜10割の価格で売却可能
任意売却においては、不動産会社を仲介して買主を探すため、市場価格の8〜10割で売却できる可能性があります。
そのため、競売と比較すると、かなりな高額で不動産を売却できるでしょう。
2.プライバシーの確保
任意売却は、通常の不動産売買と同じ方法を採用するため、物件情報が競売情報として公になることはありません。
そのため、任意売却は競売と比べて、プライバシーが保護される利点もあります。
3.残債の分割支払いの交渉が可能なケースがある
任意売却では、残債の分割支払いが可能な場合があります。
具体的には、「売却価格の分配案」や「生活状況表」を作成し、どのように返済を進めていくのかを明確にすると、金融機関の同意が得られるかもしれません。
金融機関からの同意が下りれば、月々の支払い額が調整され、無理のない新たなスタートが可能になるでしょう。
こうした利点が挙げられるため、ローンの返済が滞ってしまった場合には、まずは任意売却を検討してみることをおすすめします。
□まとめ
住宅ローンの返済が困難になってしまった時は、焦らず冷静に対処することが大切です。
その際、「任意売却」は自身の資産を有効に活用する手段として、新たな未来への一歩となり得ます。
しかし、具体的な選択に際しては、専門家のアドバイスを受けることも重要です。
適切な選択をするためにも、住宅ローンの返済で困ってしまった場合には、当社のような不動産会社に相談してみることも、選択肢の1つとして検討してみてください。
福井・北陸周辺で任意売却を検討中の方は、当社までお気軽にご相談ください。
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