住宅ローンの返済が困難になり、任意売却を検討している方もいるかもしれません。
しかし、任意売却は必ず成功するとは限りません。
今回は、任意売却できないケースとその対処法をご紹介します。
任意売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
□任意売却できないケースを事例で解説
任意売却ができないケースは、実は少なくありません。
任意売却を検討しても、以下の理由で実現できない場合があります。
1:共同名義人や連帯保証人が同意しない
任意売却は、不動産の所有者全員の同意が必要です。
そのため、共同名義人や連帯保証人が任意売却に反対した場合、売却はできません。
例えば、夫婦で住宅ローンを組んでいる場合、片方が任意売却に反対すれば、売却はできません。
2:債権者が認めない
任意売却は、債権者である金融機関の許可が必要です。
金融機関は、債権回収を最優先に考えます。
そのため、競売よりも高い価格で売却できる見込みがないと判断した場合、任意売却を認めないことがあります。
3:時間的猶予がない
任意売却は、競売開始前に申し出る必要があります。
競売が開始されると、任意売却は非常に困難になります。
そのため、時間的猶予が少なく、すぐに競売にかけられる可能性がある場合は、任意売却ができないことがあります。
4:売却活動が適切に行われない
任意売却は、通常の不動産売却よりも複雑な手続きを伴います。
そのため、売却活動が適切に行われなければ、買い手が見つからず、任意売却が失敗する可能性があります。
5:本人確認ができない
任意売却を行うには、本人確認が必要です。
本人確認ができない場合は、任意売却ができません。
□任意売却できない・売れない事態を防ぐ対処法
任意売却ができない・売れない事態を防ぐためには、以下の対処法を検討しましょう。
1:住宅ローンの条件変更を相談する
返済が困難な場合は、速やかに金融機関に相談し、返済方法の変更(リスケジュール)を検討しましょう。
2:早めに任意売却の準備を進める
任意売却は、時間との戦いでもあります。
早めに相談・準備を進めないと、競売開始に間に合わなくなる可能性があります。
3:任意売却に強い不動産会社を選ぶ
任意売却には、専門知識が必要です。
任意売却に強い不動産会社は、金融機関との交渉に長けており、スムーズに売却を進められます。
当社のような不動産会社に依頼することがおすすめです。
□まとめ
任意売却は、競売を回避する有効な手段ですが、必ず成功するとは限りません。
任意売却ができないケースや、買い手が見つからない事態を防ぐためには、上記の対処法を参考に、早めに行動することが大切です。
この記事が、任意売却を検討している方の一助となれば幸いです。
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