住宅ローンの返済が難しくなり、任意売却を検討している方もいるのではないでしょうか。
任意売却は、競売にかけられる前に、金融機関の同意を得て不動産を売却する方法です。
競売と比較して、売却価格を抑えられずに済む可能性があり、引っ越し費用などの控除も受けやすいというメリットがあります。
しかし、任意売却には、手続きや注意点など、複雑な面もあります。
この記事では、任意売却の流れをステップごとに解説します。
この記事を参考にして、ぜひ安心して任意売却を進めてくださいね。
□任意売却とは?
任意売却とは、住宅ローンの返済が困難になった場合に、競売にかけられる前に、金融機関の同意を得て不動産を売却する方法です。
競売は、債権者が裁判所に申し立てを行い、法律に基づいて対象の不動産を公開入札の形式で売却する方法です。
競売では、債権者の意向が優先されるため、売却価格が安く、所有者は希望する価格で売却することができません。
また、競売では、引っ越し費用などの控除を受けることができません。
一方、任意売却では、金融機関との交渉により、売却価格や支払条件などを調整することができます。
そのため、競売と比較して、売却価格を抑えられずに済む可能性があり、引っ越し費用などの控除も受けやすいというメリットがあります。
1: 任意売却のメリット
・売却価格を抑えられずに済む可能性がある
・引っ越し費用などの控除を受けやすい
・所有者の意向を反映しやすい
2: 任意売却のデメリット
・手続きが複雑で時間がかかる
・金融機関との交渉が必要
・売却価格が低くなる可能性もある
□任意売却の流れを解説
任意売却は、金融機関からの督促から始まり、不動産会社の選定、債権者との交渉、売却活動、契約締結、決済、引渡し、残債務の返済という8つのステップを踏みます。
それぞれのステップで必要な手続きや注意点について解説していきます。
1: 金融機関からの督促
住宅ローンの返済が滞ると、金融機関から督促状が届きます。
督促状が届いたら、すぐに金融機関に連絡し、返済計画を立てましょう。
2: 不動産会社の選定
任意売却を専門とする不動産会社を選びましょう。
不動産会社は、売却価格の査定、売却活動、債権者との交渉など、任意売却の全般的なサポートを行います。
3: 債権者との交渉
不動産会社を通じて、債権者(金融機関)との交渉を行います。
債権者との交渉では、売却価格、支払条件、引渡し時期などを決めます。
4: 売却活動
不動産会社が、物件の売却活動を行います。
物件の売却活動には、不動産情報サイトへの掲載、不動産会社への紹介などが含まれます。
5: 契約締結
売買契約が成立したら、売主と買主の間で売買契約を締結します。
売買契約には、売却価格、支払条件、引渡し時期などが記載されます。
6: 決済
売買契約が締結された後、買主が代金を支払います。
決済は、通常、銀行や司法書士などの第三者機関を通じて行われます。
7: 引渡し
決済が完了したら、物件の所有権が買主に移転します。
引渡しは、司法書士などの立会いのもとで行われます。
8: 残債務の返済
引渡し後、売主は残債務を返済します。
残債務は、売却価格から売却費用などを差し引いた金額です。
□まとめ
任意売却は、競売にかけられる前に、金融機関の同意を得て不動産を売却する方法です。
競売と比較して、売却価格を抑えられずに済む可能性があり、引っ越し費用などの控除も受けやすいというメリットがあります。
しかし、任意売却には、手続きや注意点など、複雑な面もあります。
任意売却を検討する際は、当社をはじめとした専門の不動産会社に相談し、手続きや注意点などをしっかりと理解した上で、慎重に進めるようにしましょう。
福井・北陸周辺で任意売却に関して相談がある方は、ぜひ当社までお問い合わせください。
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